今年の9月は長雨が続いていますね。農業をされている方なら、この時期の雨の多さに頭を悩ませているのではないでしょうか。今回は、慣行農法と菌ちゃん農法の「植え替え・作付け」の決定的な違いと、この秋に私自身が強く実感している菌ちゃん農法のメリットについてお伝えします。
慣行農法と菌ちゃん農法、雨の日の決定的な違い
1. 慣行農法における秋の植え付けの苦悩
慣行農法では、新しい野菜を植え付けるために多くのステップが必要です。
- 前作の作物の完全撤去(根っこまで抜く)
- 管理機やトラクターなどを使った土起こし(耕うん)
- 元肥(肥料)の投入と畝(うね)の作り直し
これらの一連の作業には、「畑の土が適度に乾いていること」が絶対条件になります。しかし、今年の9月のように雨が続くと、畑がぬかるんで機械やクワを入れることすらできません。「本当は今すぐにでも植え付けたいのに、畑に入れなくて作業が完全にストップしてしまう……」そんなもどかしい思いをしている農家さんや家庭菜園をされている方も多いはずです。
2. 一度作れば壊さない!菌ちゃん畝の強み
菌ちゃん農法で作った畝(菌ちゃん畝)は、一度作ってしまえば基本的に壊さず、そのまま何作も使い続けることができます。
土の中の糸状菌(菌ちゃん)や多様な微生物がしっかりとネットワークを築いているため、土を耕す必要がありません。この「耕さない」という特徴が、長雨の季節には驚くほどの強みを発揮します。
- 雨間を縫ったスムーズな作業 長雨の合間のわずかな晴れ間を見計らって、地表に出ている前作の地上部をカットして撤去するだけ。根っこは土の中に残したままでOKです。
- 撤去後、すぐに次の作付けへ 土を耕したり肥料を入れたりする手間がないため、前作の片付けが終わったらその場ですぐに次の種まきや苗植えに取りかかることができます。

「待たされない農業」が、心と時間のゆとりを生む
10年間の慣行農法の経験もあり、両方の農法の良さを知っているからこそ、今年の秋の長雨の中で「あぁ、菌ちゃん農法にして本当によかったなぁ」と強く実感しています。
天候に左右されてスケジュールが大幅に狂ってしまうと、大きなストレスになります。でも、菌ちゃん農法なら雨の合間を有効に使い、自分のペースで無理なく次の作付けを進めることができます。
作業に追われず、自然のサイクルに寄り添いながら効率よく進められること。それは、日々の暮らしや子育て、自分自身の心にも心地よいゆとりを生み出してくれるのです。
菌ちゃん農法の土づくりや野菜づくりを通して、皆さんの毎日が少しでも豊かに、楽しくなりますように!